何度マッサージを受けても肩こりがぶり返す…そんなお悩みをお持ちではありませんか?実は、そのつらい肩こりの根本原因は「背中」ではなく、体の“前側”にあることが多いのです。特に見逃されやすいのが、小胸筋や大胸筋といった胸まわりの筋肉。これらが硬くなると、肩が前に巻き込み、肩甲骨の動きも制限され、結果として慢性的な肩こりを引き起こします。さらに、長時間のデスクワークやスマホ操作といった日常のクセがそれを助長し、どんどん姿勢が崩れていく悪循環に。だからこそ、“肩”だけでなく、胸部と肩甲骨まわりをトータルにアプローチすることが大切です。このコラムでは、小胸筋・大胸筋・肩甲骨という3つの部位に注目し、「なぜマッサージで治らない肩こりがあるのか?」という疑問にお応えします。
なぜ肩こりがマッサージで改善しないのか?小胸筋、大胸筋、肩甲骨をしっかりマッサージしないから
なぜ肩こりがマッサージで改善しないのか小胸筋をしっかりとマッサージしないから

デスクワークやスマホ操作など、腕を前に出す姿勢が続くと、小胸筋が徐々に硬くなります。すると肩が前方に引っ張られ、いわゆる“巻き肩”の状態に。巻き肩になると肩甲骨の位置もズレ、動きが制限され、肩の可動域がどんどん狭まり、結果として頑固な肩こりへとつながっていきます。
この悪循環を断ち切るには、小胸筋のマッサージがとても重要です。しかし、小胸筋は非常にデリケートな部位。凝り固まっていると、少し触れるだけでも強い痛みを感じることがあります。そのため、お客様から「痛い」と言われると、セラピストが施術を控えてしまうケースもありますが、それでは根本的な改善には至りません。
もちろん、痛ければ良いというわけではありません。大切なのは、痛みと向き合いながら、少しずつ丁寧に緩めていくこと。改善を目的にするなら、1回や2回のマッサージではなく、3ヶ月から6ヶ月の継続ケアを前提に考えていく必要があります。
また、筋膜が強く癒着している場合は、揉み返しが起こることもあります。これは筋繊維がほぐされる過程で生じる一時的な筋肉痛や倦怠感で、いわゆる「好転反応」です。老廃物が一気に流れることで、頭痛やだるさ、微熱のような症状が出る場合もあります。
重要なのは、強さ加減やペースをセラピストとしっかり相談しながら進めること。痛みが苦手な方は「優しめで回数多めに通いたい」、しっかり効かせたい方は「ある程度の強さで短期集中型で」など、自分に合ったプランを一緒に作っていくことが、改善への近道です。
もしつらい肩こりを根本から改善したいのであれば、まずは小胸筋から見直してみましょう。おすすめは、週に1〜2回のペースで集中ケアすること。一気に整えて、楽な身体を手に入れませんか?
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか大胸筋をしっかりとマッサージしないから
大胸筋もまた、小胸筋と同様に巻き肩や肩こりの原因となる重要な筋肉です。デスクワークやスマホ操作など、腕を前に出す姿勢が長時間続くと、大胸筋は収縮したまま固まりやすくなります。この状態が慢性化すると、可動域が狭まり、肩が前方に引っ張られて巻き肩の状態に。見た目だけでなく、肩こりや猫背、呼吸の浅さなどの不調も引き起こします。
大胸筋は肋骨から鎖骨、肩にかけて広がる大きな筋肉で、表層に位置しているものの、範囲が広く、鎖骨との癒着が起こると非常に厄介です。癒着してしまうとマッサージをしてもなかなか深部まで届かず、ほぐれにくくなってしまいます。
改善のためには、定期的なマッサージの施術に加え、ご自宅でのセルフケアがカギとなります。おすすめは、入浴時やシャワーの際に、石鹸やオイル、ボディローションなど滑りの良いものを使って、鎖骨の下あたりをやさしくマッサージすること。手を猫の手のように丸め、鎖骨の骨に沿ってゆっくりリンパを流すようにマッサージしてみてください。
大胸筋や小胸筋が硬くなっている人は、リンパの流れも滞りやすく、マッサージによって一気に老廃物が流れ出すと、揉み返しや倦怠感が出ることもあります。だからこそ、無理せず“少しずつ、じっくり”がポイント。ゆるやかなセルフマッサージと施術の継続が、確かな変化を生み出します。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか肩甲骨をしっかりとマッサージしないから
肩こりや巻き肩を根本から改善するには、小胸筋や大胸筋のケアだけでなく、肩甲骨まわりの筋肉をしっかりとマッサージすることが重要です。肩甲骨そのものは骨なので、直接ほぐすことはできませんが、肩甲骨に付着する筋肉――特に首と肩の付け根、脇まわり、そして肩甲骨の上にかぶさっている筋肉を丁寧にマッサージしていく必要があります。
肩甲骨は“浮いている骨”で、骨格とつながっておらず、筋肉だけで支えられているため、本来はとても自由に動く構造を持っています。ところが、小胸筋・大胸筋・脇周辺の筋肉が固まってしまうと、その自由な動きが妨げられ、肩甲骨がガチガチに固まってしまうのです。
肩甲骨まわりは複数の方向からアプローチしないといけないため、施術も複雑で少し時間がかかることもあります。しかし、ここをしっかりと緩めてあげると、肩の軽さや背中のスッキリ感は格段に違ってきます。
ちなみに、脇まわりの筋肉が硬くなっていると、マッサージの際にはかなりの痛みを感じることがあります💦💦💦。
「こんなに痛いの!?💦」と驚かれる方も少なくありません。でも、それだけ硬くなっていた証拠。無理なく、ゆっくりと少しずつほぐしていくことが大切です。
もちろん、急ぎで改善したい場合には、ある程度“荒療治”が必要なケースもあります。その際は、セラピストとのコミュニケーションが何より大切。施術中に痛みの強さをしっかりと確認しながら、二人三脚で肩甲骨の可動域を取り戻していけると理想的です♪
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか小胸筋、大胸筋、肩甲骨の緊張が呼吸を浅くする
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか胸を張れないと呼吸も浅くなる

小胸筋や大胸筋が硬くなると胸をしっかり開くことができなくなります。すると自然と猫背になり、肺が圧迫されることで呼吸が浅くなってしまいます。浅い呼吸は、自律神経のバランスを崩し、疲れやすさやストレスを感じやすい体質へとつながります。また、胸が開かないことで、姿勢もどんどん悪くなってしまう悪循環に。小胸筋と大胸筋の緊張をゆるめて、胸が自然と開くようにすることで、呼吸が深くなりリラックスもしやすくなります。日常的にデスクワークやスマホ操作が多い方は、胸の筋肉が縮こまっている可能性が高いので、こまめなストレッチやマッサージを取り入れることが大切です。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか大胸筋と小胸筋のダブル緊張が招く悪姿勢
肩こりや巻き肩の原因は、小胸筋の硬さだけではありません。実は、大胸筋も一緒に緊張しているケースが非常に多いのです。大胸筋と小胸筋の両方が硬くなると、肩はより前方に引っ張られ、猫背や巻き肩の姿勢がさらに強調されてしまいます。また、この状態が続くことで肩甲骨の動きも制限され、腕の上げ下げや後ろへの動作がやりにくくなります。ダブルで緊張している筋肉は、どちらか片方だけをゆるめても根本的な改善にはつながりません。だからこそ、マッサージでは大胸筋と小胸筋の両方にアプローチすることが重要です。姿勢改善を目指すなら、この2つの筋肉のケアをセットで行いましょう。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか肩甲骨も可動域が狭まると呼吸が浅くなる
肩甲骨の可動域が狭まると、小胸筋や大胸筋と同様に胸郭の動きが制限され、結果として呼吸が浅くなってしまいます。現代人に多い猫背や巻き肩の姿勢では、肩甲骨が外側に引っ張られて固定され、動かなくなっているケースが非常に多く見られます。そのため、肩甲骨の可動域を広げて、胸郭の圧迫を減らすことが、深い呼吸と姿勢改善の鍵になります。
この可動域改善の手段として有効なのが「肩甲骨はがし」です。肩甲骨まわりの筋肉をほぐしながら、肩甲骨を本来の位置に戻す手技で、ストレッチだけでは届かない深層部のコリにアプローチできます。もちろん、肩甲骨はがしは自宅でのストレッチでも可能ですが、身体が硬くコリが強い方には、どうしても効き目が弱くなりがちです。柔軟性が高い方はセルフケアでも効果がありますが、筋肉がガチガチにこり固まっている場合、無理にストレッチすると逆に、肉離れや、ぎっくり背中のように、筋肉を傷めてしまうリスクもあります。
そのため、まずはプロの手でしっかりとマッサージを行い、筋肉を緩めたうえで肩甲骨はがしを行うことが、より効果的かつ安全です。段階的に緩めていくことで、深い呼吸と軽やかな肩まわりを取り戻しましょう。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか肩甲骨の可動域を取り戻すための運動療法
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか運動療法+マッサージを取り入れないから

マッサージでどれだけ疲れやコリをほぐしても、その時は楽になりますが、それだけでは根本的な改善にはつながりません。なぜならマッサージは「対症療法」だからです。もちろんマッサージが悪いわけではありません。例えば痛みが強い時に麻酔が必要なように、マッサージも痛みの緩和や可動性を出すには必要不可欠です。ただし、根本から身体を改善したいのであれば「運動療法」とマッサージの併用が重要になります。実は、筋肉がガチガチにこっていると、鍛えるべき筋肉をうまく動かせません。だからこそ、まずはマッサージで疲れている身体やコリをほぐして、筋肉の柔軟性や可動域を引き出し、その状態で弱っている筋肉を的確に動かして鍛えていく運動療法が効果を発揮します。マッサージ+運動療法こそが、根本改善へとつながるベストなアプローチなのです。りおん式整体改善コースではこの「ゴールデンバランス」を大切にしています。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのか肩甲骨はがしとマッサージをしないから
肩甲骨の可動域を取り戻すには、固まった筋肉をほぐしながら「肩甲骨はがし」を行うのが効果的です。肩甲骨は背中の筋肉によって支えられており、周囲の筋肉が硬くなると動きが制限されてしまいます。まずは肩甲骨まわり、特に首・肩の付け根、脇、肩甲骨の内側や下部にある筋肉をマッサージして緩めましょう。実際、肩甲骨をはがす施術はセルフマッサージではできないため、プロの施術を受けるのが良いです。剥がす際、筋肉の緊張があると剥がれませんので、リラックスして、力を入れないようにするのが施術を受けるポイントです。セルフケアとしては、腕を大きく回す、壁に手をついて肩甲骨を内側に寄せるストレッチなどが有効です。入浴後の身体が温まったタイミングで行うと、より効果が高まります。ただし、筋肉が硬くなりすぎている場合は、無理なセルフストレッチは筋肉を痛めることもあるため要注意。まずはプロの手でしっかりマッサージし、可動域を少しずつ広げてから、自宅ケアを習慣にするのがベストです。継続することで、肩や背中が軽くなり、姿勢も呼吸もラクになります。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのかマッサージ+運動療法のやり方
運動療法は、使えていない筋肉を目覚めさせ、正しく使えるようにするためのアプローチです。しかしその前に、まずは「使いすぎて硬くなっている筋肉」をマッサージでしっかりとほぐすことが必要です。
例えば腰痛の場合、一番大切なのは大殿筋(お尻の筋肉)をほぐすこと。ここが硬くなると強い痛みを感じる場合もあります。基本的には“痛気持ちいい”くらいの圧が理想ですが、コリが強いとさするだけでも痛むケースも。そんなときは、少しずつ丁寧にマッサージしていくのがベストですが、改善を早めたい場合には、多少の痛みを覚悟してやや強めに行うのも手です。
その際、揉み返しや好転反応が出ることもあります。痛みや炎症を感じた場合は患部を冷やしたり、ブルーベリーなど抗炎症作用のある食べ物を摂るのもおすすめです。
肩こりには小胸筋・大胸筋・肩甲骨まわり(特に脇)の硬さが関係しているため、そこを重点的に。
腰痛には大殿筋の他にも梨状筋、大腿筋膜張筋、中殿筋、小殿筋、腸脛靭帯など、多くの部位の緊張が関係しています。
一度の施術で全てをほぐすのは難しく、コリが強ければ時間も必要です。
「一撃で治る」「ボキッとすれば改善」といった謳い文句には要注意。仮に骨のバランスが一時的に整ったとしても、筋肉のコリやバランスがそのままではすぐ元に戻ります。
だからこそ、マッサージと運動療法を組み合わせることが、唯一の根本改善への道なのです。
なぜあなたの肩こりはマッサージで改善しないのかまとめ
肩こりが慢性化している方に共通しているのが、「根本原因へのアプローチができていない」ことです。
特に見逃されがちなのが、小胸筋・大胸筋・肩甲骨まわりの硬さ。
小胸筋は、肩を前に引っ張る筋肉で、デスクワークやスマホ操作などで常に縮こまった状態になりやすく、これが巻き肩や肩こりの原因に。
大胸筋も胸全体を覆っており、鎖骨に癒着すると呼吸も浅くなり、肩の動きが悪化します。
肩甲骨は筋肉で浮いている骨。本来は自由に動くはずなのに、周囲の筋肉がガチガチだと動かなくなり、コリや痛みを引き起こします。
そしてもう一つの大きな要因が、「運動療法を取り入れていない」こと。
マッサージで筋肉をほぐしても、使えていない筋肉を動かさなければ、姿勢も筋肉のバランスも元に戻ってしまいます。
だから必要なのは、
▶ マッサージで緊張をゆるめること
▶ 運動療法で正しく筋肉を動かすこと
この両方を組み合わせた施術こそが、本当に肩こりを根本改善するための近道なのです。
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この記事を書いた人
新栄町駅のマッサージ整体・ほぐし処りおんオーナー兼セラピスト整体師 りおん

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当マッサージ整体では「極上の空間で最高のマッサージ」をモットーにしております。
生花や豊富なノンカフェインのドリンクサービス。清潔感のある空間とラグジュアリーを感じられるプライベートサロン。静かな空間に静かなBGM、室温、湿度、換気や空気清浄機にもこだわっています。加湿器は加熱式ですので、カビ等の心配がありません。冬場は電気毛布で施術台を暖めておきます。施術台、ソファ、テーブル、スリッパは毎回消毒し拭き上げています。トイレも毎回掃除してお出迎えしております。
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マッサージが最高であるのは当然ですが、やはり、お客様に喜んでいただけた瞬間が本当に嬉しいです。
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