肩こりに悩む方の多くは「肩そのもの」に原因があると思いがちですが、実は“胸側”にある小胸筋という筋肉が深く関係しています。小胸筋は、肩甲骨を前に引っ張る働きを持ち、この筋肉が硬くなると巻き肩や猫背の原因に。巻き肩になると肩や首の筋肉が常に引っ張られ、慢性的なコリや痛みに繋がってしまいます。そんな悪循環を断ち切るには、小胸筋へのマッサージや筋膜リリースが有効です。胸元をゆるめることで肩甲骨の動きがスムーズになり、自然と姿勢も改善。呼吸も深くなり、自律神経にも好影響を与えてくれます。今回は、小胸筋にフォーカスし、肩こり改善に繋がるマッサージケアとその効果について、3つの視点からご紹介します。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!なぜ小胸筋が肩こりに関係するのか
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!巻き肩と猫背の原因は胸にある?

巻き肩や猫背は「姿勢の悪さ」が原因といわれますが、そもそも“姿勢が悪い”とはどのような状態でしょうか。本来、胸椎(胸の背骨)は緩やかなカーブを描いていますが、姿勢が崩れている方はこのカーブが強くなりすぎてしまっています。なぜそのようになるのかというと、身体がその状態のほうが「楽」と感じてしまう構造になっているからです。
たとえば、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作など、腕が前に出た状態で手のひらを下に向ける作業が続くと、腕が内旋し、小胸筋が縮んだ状態になります。この姿勢を長時間続けていると、縮んだ状態が“普通”として身体に定着してしまい、やがて肩が前に巻き込んだまま固定されてしまいます。こうなると、肩を正しい位置に戻すことが難しくなり、巻き肩の解消も困難に。
いくらストレッチをしても、硬くなった小胸筋はなかなかほぐれません。そのため、小胸筋に直接アプローチするマッサージが重要になります。小胸筋は肋骨から肩甲骨の烏口突起に付着している筋肉で、大胸筋の下にあるため触りづらい部位ですが、烏口突起周辺は比較的マッサージしやすく、狙い目です。硬くなっていると痛みを感じることもありますが、しっかりとほぐすことで肩甲骨の可動域が広がり、巻き肩の改善につながります。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!小胸筋が硬くなる生活習慣とは
小胸筋は、肋骨から肩甲骨の烏口突起に付着している小さな筋肉ですが、巻き肩や猫背、肩こりなどに大きく関与する重要な筋肉です。日常生活の中でこの小胸筋が硬くなる原因は、多くが無意識の姿勢や習慣にあります。
たとえば、長時間のデスクワークやスマートフォン操作、家事で前かがみになる姿勢が続くと、腕が内側にねじれたままの状態になります。これにより小胸筋は常に短縮した状態となり、次第にその硬さが習慣化してしまいます。また、ストレスや緊張状態が続くと呼吸が浅くなり、胸を大きく開く動作が減るため、胸郭周辺の柔軟性も失われやすくなります。
さらに、運動不足や同じ姿勢での長時間の作業などにより、筋肉の血流が悪くなり、小胸筋の柔軟性が低下してしまいます。結果として、肩が前に巻き込みやすくなり、姿勢が崩れ、肩こりや首のハリにもつながる悪循環が生まれます。
小胸筋を柔らかく保つには、日頃から胸を開くストレッチや深い呼吸を意識し、小胸筋をセルフマッサージをしてあげたり、同じ姿勢を長時間続けない工夫が大切です。姿勢を見直すことが、根本的な体の不調改善につながります。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!肩甲骨の動きが悪くなる理由
肩甲骨の動きが悪くなると、腕が上げづらい・背中がこる・肩こりが慢性化するなど、さまざまな不調が現れます。本来、肩甲骨は肋骨の上を滑るように動き、腕の動きと連動しています。しかし日常生活では、この自然な動きが妨げられる場面が非常に多くあります。
主な原因は「同じ姿勢の長時間化」と「筋肉のアンバランス」。デスクワークやスマホ操作などで、長時間前かがみの姿勢をとっていると、肩甲骨は外側に開き、背中側の筋肉(菱形筋や僧帽筋)が伸ばされ続けて緊張し、逆に胸側の筋肉(小胸筋など)は縮んで硬くなります。このアンバランスが肩甲骨の可動域を狭くしてしまうのです。
また、運動不足も大きな要因。肩甲骨まわりの筋肉を使わない生活が続くと、筋力が落ちて関節が固まり、ますます動きづらくなります。肩甲骨の滑らかな動きを取り戻すには、胸を開くストレッチや、背中全体の筋肉を意識的に使うエクササイズが有効です。そして小胸筋や大胸筋のマッサージも重要です。日常の中で意識的に動かす習慣をつけることが、肩の不調改善への第一歩です。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!小胸筋マッサージと筋膜リリースの効果
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!胸をゆるめると肩が軽くなる!

肩こりや巻き肩が気になる方に注目してほしいのが「小胸筋」のケアです。小胸筋は肋骨から肩甲骨の烏口突起にかけてついている、胸の深層にある筋肉。デスクワークやスマホ操作などで腕が前に出る姿勢が続くと、小胸筋が縮んで硬くなり、肩甲骨が引っ張られて巻き肩や猫背の原因になります。
この小胸筋をマッサージや筋膜リリースでやわらげることで、胸が自然と開き、肩が後ろに引きやすくなります。つまり、“胸をゆるめる”だけで、肩まわりが格段に軽くなるのです。また、小胸筋を緩めると呼吸が深くなり、自律神経のバランスも整いやすくなるというメリットも。
特に、烏口突起付近は小胸筋に直接アプローチしやすいポイント。大胸筋の奥にあるためやや深部への施術になりますが、的確なマッサージでリリースすると、巻き肩や肩の重さがスッと軽くなる感覚が得られます。姿勢改善や肩こり軽減を目指す方には、小胸筋へのアプローチは欠かせないポイントです。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!筋膜リリースで姿勢が変わる
姿勢を整えるために、筋肉のストレッチや体幹トレーニングに取り組んでいる方も多いと思いますが、実は「筋膜リリース」が姿勢改善に大きな効果を発揮します。筋膜とは筋肉や内臓を包む薄い膜のことで、全身に張り巡らされており、第二の骨格とも呼ばれるほど重要な組織です。この筋膜が癒着したりよじれたりすると、筋肉が正しく動けず、姿勢が崩れる原因となります。
筋膜リリースでは、このよじれや癒着をやさしく解きほぐすことで、体全体のバランスを整えます。とくに長時間同じ姿勢をとる習慣がある方は、筋膜が固まりやすいため注意が必要です。肩こりや巻き肩、反り腰なども筋膜の硬さが関係していることが多く、リリースすることで自然と正しい姿勢に戻りやすくなります。
無理に力を入れて姿勢を正そうとせず、まずは筋膜をゆるめてあげること。それが、力みに頼らない“ラクな姿勢”を手に入れる近道です。筋膜リリースは見た目だけでなく、呼吸や内臓の働きにも良い影響を与える、根本的なケア法といえるでしょう。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!自律神経にも作用する深いリラックス
現代人の多くが抱える不調の原因のひとつに「自律神経の乱れ」があります。ストレスや緊張が続くと交感神経が優位な状態が続き、眠りが浅くなったり、疲れが取れにくくなったり、心身に様々な影響が現れます。そこで注目されているのが、マッサージによる深いリラックス効果です。特に、首や背中、頭皮など自律神経に関わる部位をじっくりほぐすと、副交感神経が優位になり、心がふっとゆるみます。
この「深いリラックス」は、ただの気持ちよさ以上の意味を持ちます。筋肉の緊張が解け、呼吸が深くなり、内臓の働きも活発に。慢性的な疲労感や不眠、イライラなど、自律神経の不調に関係する症状がやわらいでいくのです。リラクゼーションは贅沢ではなく、心身を整えるための“必要なケア”。忙しい日常だからこそ、深くリセットする時間を意識的に持つことが、健やかで軽やかな毎日への第一歩となります。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!巻き肩を防ぐセルフケア習慣
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!毎日の簡単ストレッチで小胸筋ケア

巻き肩や猫背、肩こりの根本原因のひとつとして注目されている「小胸筋」。この筋肉は、肋骨から肩甲骨の烏口突起にかけて付いており、日常生活では意識しづらい場所にあります。しかし、スマホやパソコンの使用などで腕が前に出た姿勢が続くと、小胸筋は常に縮んだ状態となり、肩が内側に巻き込まれやすくなってしまいます。そこでおすすめしたいのが、毎日の簡単な小胸筋ストレッチ。壁やドア枠に腕をかけて胸を開くストレッチや、バスタオルを使って胸を反らせる動きなど、わずか1~2分でも十分に効果があります。
このストレッチを習慣にすることで、小胸筋の柔軟性が保たれ、巻き肩や猫背の予防・改善につながります。また、胸を開くことで呼吸が深くなり、自律神経のバランスも整いやすくなります。小さな習慣が、軽やかな体とスッと伸びた姿勢を支えてくれるのです。コリや不調を感じる前に、毎日のセルフケアで小胸筋をやさしく整えていきましょう。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!デスクワーク中の姿勢リセット法
長時間のデスクワークで肩こりや腰の重さを感じていませんか?その原因のひとつは、無意識に崩れてしまう“前傾姿勢”です。背中が丸まり、頭が前に突き出た状態が続くと、首や肩、腰に大きな負担がかかります。そこでおすすめしたいのが、仕事の合間にできる「姿勢リセット法」。1時間に1回、ほんの1〜2分でOK。椅子に座ったまま背筋を伸ばし、肩を後ろに大きく回す「肩甲骨回し」や、両手を頭の後ろで組み、胸を開く「胸郭ストレッチ」が効果的です。
また、小胸筋が縮んだままだと巻き肩が進みやすくなるため、肘を壁につけて胸をゆっくり開くストレッチも取り入れましょう。これにより、肩や首まわりの筋肉がリセットされ、正しい姿勢を保ちやすくなります。深呼吸を意識しながら行うことで、自律神経も整いやすく、リフレッシュ効果も◎。意識的に体を整える時間を作ることが、集中力の持続と不調予防につながります。小さなリセット習慣で、デスクワークの疲れに差をつけましょう。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!マッサージと運動のゴールデンバランス
巻き肩や肩こりを根本から改善するためには、まず小胸筋をしっかりとゆるめるマッサージが欠かせません。さらに、肩甲骨まわりの筋肉にアプローチし、筋膜リリースを行うことで、固まった筋肉の柔軟性を取り戻すことができます。しかし、マッサージだけでは一時的に楽になっても、時間が経つとまた元に戻ってしまうことが多いのです。その理由は、そもそも巻き肩や肩こりの根本原因が“悪い姿勢”にあるから。では、なぜ姿勢が崩れるのでしょうか?それは、姿勢を支える筋力が低下しているからです。根本改善には、まずマッサージで硬くなった筋肉を緩め、その後に運動療法で弱くなっている筋肉、上手く使えていない筋肉を目覚めさせ、正しく使えるようにしていくことが重要です。若いうちはマッサージだけでも効果を感じやすいですが、筋力が衰え始める30代後半以降は、運動療法が必要不可欠に。マッサージと運動療法、この2つこそが、持続的な改善へのゴールデンバランスなのです。
肩こりは小胸筋をマッサージ!巻き肩も解消!まとめ
巻き肩や肩こりに悩んでいる方は、小胸筋の硬さが原因かもしれません。小胸筋は肩甲骨の動きに深く関わる筋肉で、デスクワークやスマホ操作が多い現代人は、この筋肉が縮みやすくなっています。縮んだまま固まると、肩が前に巻き込み、姿勢も悪化。筋膜リリースとマッサージで小胸筋をゆるめることで、肩甲骨の可動域が広がり、肩こりの根本改善につながります。さらに、緩んだ状態で運動療法を取り入れることで、弱っていた筋肉が目覚め、正しい姿勢をキープできるように。マッサージと運動療法の組み合わせこそが、肩こり改善への近道です。
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この記事を書いた人
新栄町駅のマッサージ整体・ほぐし処りおんオーナー兼セラピスト整体師 りおん

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