ツボ押しは手軽なセルフケアとして人気ですが、風邪予防やメンタルケアの観点から見ても、とても理にかなった方法です。特に「内関(ないかん)」と「外関(がいかん)」は、東洋医学でも重要視されており、自律神経の調整・免疫力アップ・気分の安定に深く関わるポイントとして知られています。現代人に多い「ストレス」「浅い呼吸」「疲労の蓄積」は、自律神経のバランスを乱し、免疫機能にも直結します。緊張状態が続くと風邪を引きやすくなるだけでなく、不安感・落ち込み・イライラが強くなることもあります。
内関と外関をやさしくマッサージすると、腕から体幹にかけての気血の巡りが整い、自律神経が落ち着きやすくなります。さらに肩こり・首こりの軽減にもつながるため、巡りのベースが整い、呼吸が深くなることで心身の安定をサポート。「最近疲れやすい」「風邪をひきやすい」「気分が乱れやすい」と感じている人には特におすすめのツボです。毎日数分のケアでも、身体は確実に変化していきます。
内関・外関をマッサージして風邪予防&メンタルケア内関が整える“自律神経と心の安定”
内関が整える“自律神経と心の安定”内関は自律神経を整える代表的なツボ

内関(ないかん)は手首の内側、腕の中心ライン上にあるツボで、「心身の緊張をほどく」働きがあるとされ、東洋医学でも自律神経ケアの代表ポイントとして扱われています。ストレスが続くと交感神経が優位になり、呼吸は浅く、肩は上がり、胸がつまったように感じる人も多いはずです。そんな時に内関をやさしく押すと、胸のこわばりがゆるみ、呼吸の波が落ち着き始めます。これは、腕から胸部へとつながる経絡(気血が流れるルート)が刺激され、巡りが改善されることで、身体が自然にリラックス状態に戻るためです。また、内関は精神安定のツボとしても知られており、「イライラ」「不安」「そわそわする感じ」が軽減しやすいのも特徴です。ストレスで呼吸が浅くなっている人は、内関が硬く押すと痛い状態になっていることが多く、ここを丁寧にマッサージすると胸まわりの緊張が抜けて気分が安定します。デスクワークや精神的な負荷が大きい人ほど、日常に取り入れることで心身のバランスが整いやすくなるツボです。
内関が整える“自律神経と心の安定”胃の不調・吐き気にも効果:内関をマッサージ!
内関は“胃の不快感を整えるツボ”としても非常に有名です。内関が属する「手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい)」は胸から胃へと深く関わる経絡で、ストレス性の胃痛・ムカムカ・食欲不振などの症状に使われてきました。ストレスが強くなると自律神経のバランスが崩れ、胃腸の働きが悪くなってしまいます。この状態が長く続くと、風邪をひいた時や疲れが溜まっている時に胃の動きがさらに弱まり、吐き気や胃の重さにつながることもあります。そんな時に内関を押すと、胃に関連する神経の緊張がゆるみ、消化機能が整いやすくなると言われています。特に、風邪のひき始めで胃が気持ち悪い時や、ストレスで食欲が落ちている時には、内関をやさしくマッサージすることで“胃の回復”を助けることができます。また、乗り物酔いのケアにも利用されているほど、吐き気に対しての作用が強いツボです。胃腸の働きは免疫力の土台でもあるため、内関ケアは体調管理の一部として非常に有効です。
内関が整える“自律神経と心の安定”不安感や胸苦しさの軽減:内関をマッサージ!
内関は「胸のつかえ」や「不安感の高まり」によく使われるツボで、心に負担がかかっている状態をやわらげる働きがあるとされています。不安や緊張が続くと、胸の中心がぎゅっと縮むような感覚や、息がしっかり吸えない息苦しさを感じることがあります。東洋医学では、こうした症状は胸部の巡りが滞ることで起こると考えられており、内関を押すことで胸につながる経絡が開き、呼吸がスムーズに入りやすくなります。呼吸が深まると副交感神経が働き始め、気持ちの高ぶりや焦燥感も自然と落ち着いていきます。また、精神的な負担が溜まると内関周辺が硬くなりやすく、押すと独特の鈍い痛みを感じるのも特徴です。ここを丁寧にマッサージすると、胸周りの圧迫感が抜け、気持ちが軽くなるのを実感しやすいはずです。内関は心の不調が体に表れやすい人にこそ効果が高く、日常的な不安・緊張・胸苦しさのケアとしてとても使いやすいツボです。
内関・外関をマッサージして風邪予防&メンタルケア外関がもつ免疫サポート力
外関がもつ免疫サポート力外関は「風邪予防の要」とされるツボ

外関(がいかん)は手首の外側、骨と骨の間にあるツボで、東洋医学では“衛気(えき)=身体を守る力”を整える重要なポイントとされています。衛気は現代でいう免疫力に近い概念で、風邪やウイルスから体を守るための防御反応を高める役割があります。外関を刺激すると、腕から肩・首・背中へとつながる経絡の巡りが活性化し、身体の表面に巡る気の流れがスムーズになります。これにより、外敵の侵入を防ぐバリア機能が高まると考えられています。特に季節の変わり目や冷えによって免疫が落ちやすい時期は、身体の巡りそのものが弱くなりがちです。外関を定期的にマッサージすると、表面の巡りが整い、風邪をひきやすい人でも体調が安定しやすくなります。また、冷え性や手先の血行不良を抱える人は外関が硬くなっていることも多く、ほぐすことで温まりやすい体へ変化しやすくなります。セルフケアとして取り入れやすく、免疫の弱い時期の心強い味方となるツボです。
外関がもつ免疫サポート力首肩の緊張をゆるめて呼吸が深くなる
外関は手首にあるツボですが、その影響は腕だけに留まりません。外関が属する経絡は腕から肩、そして首へとつながっているため、外関が硬くなると首肩全体のこりが強まりやすい傾向があります。肩こりがひどい人の多くが「呼吸が浅い」「息が入りにくい」と感じていますが、これは首肩の緊張によって胸郭が十分に動かなくなるためです。外関をマッサージすると、このラインの巡りが整い、肩・首のこわばりがゆるみ、胸が自然に開きやすくなります。胸の開きは呼吸の深さと直結しており、深くゆったりした呼吸が戻ることで、自律神経のバランスも整いやすくなります。自律神経は免疫にも密接に関わっており、呼吸が浅い状態が続くほど、身体はウイルスに弱くなる傾向があります。つまり、外関のケアは「こりをほぐす」だけでなく、「呼吸を深め、免疫の土台を整える」効果がある重要なツボです。デスクワークが長い人やストレスで首肩がパンパンになりがちな人に特におすすめです。
外関がもつ免疫サポート力疲労感の回復にも効果
外関は免疫だけでなく、全身の疲労回復にも役立つツボです。腕は日常的に使う部位でありながら、意識的にケアをしない人が多いため、気づかないうちに外関周辺が硬くなり、巡りが滞っていることがあります。この状態が続くと、腕から肩・首、そして背中まで影響が広がり、全身が重だるく感じたり、疲れが抜けにくい体質になりやすくなります。外関を刺激すると、腕から肩にかけての血行が改善し、筋肉の緊張がやわらぐため、上半身が軽くなるのを実感しやすいはずです。さらに、巡りが整うことで酸素が体に行き渡りやすくなり、疲れを感じる原因である“代謝の遅れ”が解消へ向かいます。疲労感が蓄積すると免疫力も低下し、風邪をひきやすくなるため、外関のマッサージは「疲れをとる=免疫を下げない」予防ケアとしても非常に有効です。特に、忙しい時期や体調を崩しやすい冬場には積極的に取り入れたいツボです。短時間のケアでも、身体が軽くなる効果を体感しやすいのが魅力です。
内関・外関をマッサージして風邪予防&メンタルケア内関+外関を組み合わせることで生まれる“相乗ケア”
内関+外関を同時にマッサージするメリット内外同時刺激(マッサージする事)で“腕の神経ライン”が活性化する

内関と外関は、腕の内側と外側という“表裏”に位置しています。東洋医学では経絡のバランスを整えるポイントとして重要視されますが、実は現代的に見ても、腕を走る神経ラインを同時に刺激できるというメリットがあります。手首〜肘〜肩へと伸びる神経・筋膜・血管は、内外からほぐすことでより広い範囲がゆるみ、体幹へ伝わる疲労や緊張が落ちやすくなります。
腕がゆるむと胸郭の動きがスムーズになり、呼吸補助筋の負担も軽減されるため、自然と深い呼吸が入りやすくなるのです。特にストレスが溜まると前腕がガチガチになるタイプの人は、内関だけ・外関だけでは十分に緊張が抜けないこともあります。両側を一緒にケアすることで「腕全体の巡り」が整い、呼吸・自律神経・免疫の土台がバランスよく整いやすくなります。
内関+外関を同時にマッサージするメリット胸郭と肩甲帯が連動してゆるむ“全身姿勢ケア”になる
内関は胸部の緊張、外関は首肩〜肩甲骨の動きに作用しやすいため、両方をマッサージで刺激すると胸郭が前後からゆるみ、より大きな姿勢改善効果が得られます。胸がすぼんでいると呼吸が浅くなり、肩がすくみやすく、自律神経が乱れる原因になります。また、姿勢不良のまま生活していると免疫力の低下にもつながります。
内関で胸の開きをサポートし、外関で肩甲帯の緊張をマッサージで緩和することで、呼吸が入りやすい“姿勢の器”が整います。深い呼吸ができると横隔膜がしっかり動き、副交感神経が働きやすくなるため、心の緊張も自然とほどけていきます。姿勢そのものが整うことで、風邪を引きづらい身体づくりにもつながるのが、この組み合わせならではのメリットです。
内関+外関を同時にマッサージするメリット全身の“回復モード”を引き出すスイッチとして働く
内関は心と胃の巡りを整え、外関は免疫と肩首の緊張をゆるめる。働きは違いますが、両方をセットでマッサージで刺激すると、身体が「回復モード」に入りやすくなるのが大きな特徴です。これは、内関が心身の興奮を落ち着かせ、外関が身体の外側を巡らせることで、全身の回復ルートが同時に活性化されるからです。
体調を崩しやすい人は、冷え・疲労・ストレスのどれかが慢性的に溜まっています。内関は精神的疲労のケア、外関は肉体的疲労のケアに強いため、両方を使うことで相乗的にケアできるのです。冷えが軽減すると体温が維持され、結果的に免疫力が上がり、風邪の予防にもつながります。「なんか最近しんどい」「疲れが抜けない」という時こそ、内関+外関をマッサージで同時ケアしていく事で心身をまとめて整える強力な習慣になります。
内関・外関をマッサージして風邪予防&メンタルケアまとめ
内関と外関は、風邪予防・免疫力アップ・メンタルケアという3つの役割を同時に担う、とても優秀なツボです。内関は胸の緊張や自律神経の乱れを整え、不安感や緊張を落ち着かせるのに役立ちます。外関は免疫力に関係する巡りを改善し、風邪をひきやすい体質の人や疲れやすい人のサポートに最適。さらに両方をセットで刺激すると、胸が開き呼吸が深まり、心身の安定につながります。忙しい毎日の中でも数分あればケアでき、習慣化するほど効果が出やすいのが魅力です。
「最近風邪をひきやすい」「ストレスで息が浅い」「疲れが抜けない」そんな方は、ツボのセルフケアだけでなく、全身の巡りを整える施術と組み合わせることで、さらに効果が高まります。腕から胸・首まで丁寧にほぐすと、呼吸が深まり、内関・外関の効果が最大限に引き出されます。
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新栄町駅のマッサージ整体・ほぐし処りおんオーナー兼セラピスト整体師 りおん

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生花や豊富なノンカフェインのドリンクサービス。清潔感のある空間とラグジュアリーを感じられるプライベートサロン。静かな空間に静かなBGM、室温、湿度、換気や空気清浄機にもこだわっています。加湿器は加熱式ですので、カビ等の心配がありません。冬場は電気毛布で施術台を暖めておきます。施術台、ソファ、テーブル、スリッパは毎回消毒し拭き上げています。トイレも毎回掃除してお出迎えしております。
リラクゼーションを感じるには1つでも欠けてはいけません。
マッサージが最高であるのは当然ですが、やはり、お客様に喜んでいただけた瞬間が本当に嬉しいです。
リラクゼーション、整体、マッサージの知識や技術磨きを日々精進しております。
そしてこの新栄町周辺の地域に少しでも貢献していけたらと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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