冬だけでなく、季節の変わり目や忙しい時期に突然起こるギックリ腰。
「重い物を持ったから」と思われがちですが、実際は“その瞬間”が原因ではありません。問題は、そこに至るまでの身体の状態です。
筋肉が硬くなり、血流が悪くなり、可動域が狭くなっている。その蓄積の上に、ちょっとした前屈やくしゃみが重なったとき、「グキッ」と発症します。
つまりギックリ腰は偶然ではなく、準備された結果です。
本記事では、マッサージや腰痛改善の現場視点から「ギックリ腰になりやすい人の特徴3選」を解説します。
当てはまる場合は、今が予防のタイミングです。
ギックリ腰になりやすい人3選 | マッサージ・腰痛予防の視点デスクワーク中心の人
デスクワーク中心の人骨盤が固定される

デスクワークは骨盤の固定、血流低下等、健康に良くない
長時間のデスクワークは、想像以上に骨盤を固定します。椅子に座っている間、骨盤はほぼ同じ角度で止まり続けています。特にパソコン作業では背中が丸まりやすく、骨盤は後傾し、腰椎の自然な前弯カーブが失われます。この状態が続くと、腰の筋肉は常に引き伸ばされながら緊張するという不自然な負荷を受け続けます。
本来、骨盤と股関節は歩行や立ち座りの動作によって細かく動き、負担を分散しています。しかし座位姿勢が長時間続くと、骨盤も股関節もほぼロックされた状態になります。すると動くべき関節が動かず、代わりに腰部の筋肉だけが支え続ける構図が出来上がります。
この「動かないことによる緊張」は、自覚しづらいのが特徴です。強い痛みではなく、じわじわとした張りや重だるさとして蓄積します。そして、ある日ちょっと前屈した瞬間や、物を拾おうとした瞬間に限界を超え、「グキッ」と発症します。ギックリ腰は突然ですが、その土台は長時間の固定姿勢によって静かに準備されているのです。
デスクワーク中心の人血流低下と筋短縮
座り続けることで最も大きく影響を受けるのが血流です。筋肉は動くことでポンプの役割を果たし、血液やリンパを循環させています。しかし長時間同じ姿勢でいると、そのポンプ機能が著しく低下します。特に腰部や臀部は圧迫も加わるため、血流はさらに悪くなります。
血流が低下すると筋肉は酸素不足に陥り、老廃物が滞留します。その結果、筋繊維は柔軟性を失い、短縮しやすくなります。短く硬くなった筋肉は伸張ストレスに弱く、急な動作に耐えられません。つまり、普段は問題なく見えても、柔軟性が落ちた状態では些細な動作が引き金になります。
例えば、長時間座った後に急に立ち上がる、振り向く、物を持ち上げる。このとき硬くなった筋肉が瞬間的に引き伸ばされ、損傷が起こります。これがギックリ腰のメカニズムの一つです。
定期的にマッサージで血流を改善している人は、この“短縮状態”をリセットできます。一方で全くケアをしていない人は、硬さが積み重なり、発症リスクが高まります。血流管理は、単なるリラクゼーションではなく、予防医学的な意味を持つのです。
デスクワーク中心の人自覚がない慢性腰痛
デスクワーク中心の人に最も多いのが、「我慢できる腰痛」です。激痛ではないため放置しがちですが、これがギックリ腰の最大の前兆です。軽い重だるさ、違和感、夕方になると出てくる鈍い痛み。これらはすべて筋疲労のサインです。
慢性腰痛の怖さは、痛みが生活に支障をきたさないことです。仕事もできる、歩ける、眠れる。だからケアを後回しにします。しかし筋肉の内部では微細な損傷と回復が繰り返され、徐々に耐久性が落ちていきます。いわば、ゴムが劣化している状態です。
その状態で急な負荷が加わると、一気に断裂へと進みます。これが急性腰痛、いわゆるギックリ腰です。つまり、慢性腰痛は“別の症状”ではなく、急性化の前段階であるケースが非常に多いのです。
慢性期の段階で整えている人は、筋肉の柔軟性や血流を保てます。逆に、「まだ大丈夫」と思っている人ほど危険です。痛みが軽いうちにケアするか、動けなくなってから後悔するか。この違いが発症リスクを分けます。
ギックリ腰になりやすい人3選 | マッサージ・腰痛予防の視点運動不足の人
運動不足の人筋肉の弾力が失われている

運動不足は身体全体が老化し、筋肉が固まり、ギックリ腰に
運動不足の人は、見た目に分かる筋力低下だけでなく、「筋肉の質」そのものが低下しています。筋肉は使われることで弾力を保ちます。伸びて縮むという動作を日常的に繰り返すことで、筋繊維はしなやかさを維持します。しかし動かさない期間が長くなると、筋肉は徐々に硬く、脆くなります。
特に腰周囲の筋肉は、姿勢保持という役割を担っているため、本来は細かく活動し続ける設計です。ところが運動不足により活動量が低下すると、必要最低限の働きしか行わなくなり、血流も低下します。その結果、弾力のない“乾いたゴム”のような状態になります。
この状態で急に体をひねる、重い物を持つ、くしゃみをする。こうした一瞬の負荷で損傷が起きやすくなります。筋力が弱いから発症するのではなく、「弾力がないから耐えられない」のです。ギックリ腰は、単なる筋力不足ではなく、筋肉の質の問題でもあります。
運動不足の人可動域の狭さ
運動不足は関節可動域の低下を招きます。特に股関節・胸椎の可動性が落ちると、前屈や回旋動作を本来担うべき関節が動かず、腰椎が代わりに過剰に動きます。
股関節が硬い人ほど、物を拾う動作で腰を丸める傾向があります。本来であれば股関節の屈曲と脊柱の協調運動で分散される負荷が、腰椎に一点集中するのです。この“可動域の偏り”が繰り返されることで、椎間関節や筋膜へのストレスが蓄積し、限界点を超えた瞬間に急性腰痛を発症します。
運動不足の人急な動きへの弱さ
普段から身体を動かしていない人は、神経系の反応も鈍くなっています。筋肉は「使われているかどうか」で反応速度が変わります。
急な大掃除、思いつきの長時間ストレッチ、重い荷物の持ち上げなど、日常外の負荷が加わった瞬間に筋出力のコントロールが追いつきません。結果として、不意な過伸展や急激な収縮が起こり、組織が損傷します。
“たまに頑張る人”ほど危険です。継続的な軽運動をしている人よりも、断続的に強い刺激を入れる人の方が、ギックリ腰のリスクは高くなります。
ギックリ腰になりやすい人3選 | マッサージ・腰痛予防の視点長時間座りっぱなしの人
長時間座りっぱなしの人腸腰筋の短縮

座りっぱなしで骨盤周りの筋肉が収縮して腰への負担増
座りっぱなしの姿勢は、股関節が常に屈曲位にある状態です。この姿勢が続くと、股関節屈曲に関与する腸腰筋は持続的に短縮し、本来の伸縮性を失っていきます。腸腰筋が硬く縮んだ状態になると、立ち上がった際に骨盤は前方へ引っ張られやすくなり、骨盤前傾が固定化されます。その結果、腰椎の前弯が過剰となり、いわゆる反り腰傾向が強まります。
反り腰になると、腰部脊柱起立筋や多裂筋などの腰部筋群は常に緊張状態となり、安静時でも負荷が抜けません。つまり「何もしていないのに疲れている腰」が出来上がります。この慢性的な過緊張が続いた状態で、前屈やひねり動作が加わると、筋繊維が限界を超えて損傷するリスクが高まります。ギックリ腰は突然起きるように見えて、実際はこの腸腰筋短縮の積み重ねが土台になっていることが非常に多いのです。
長時間座りっぱなしの人お尻の筋肉の不活性化
長時間座ることで圧迫され続けるのが臀筋群です。特に大臀筋は体重を直接受ける位置にあり、血流が滞りやすくなります。血流が低下すると筋肉の神経伝達効率も落ち、筋出力が低下します。これを“臀筋の不活性化”といいます。
本来、大臀筋や中臀筋は立ち上がり、歩行、階段動作などで骨盤と体幹を安定させ、衝撃を吸収する役割を担っています。しかし臀筋が機能しない状態では、その負担を腰部が代償します。股関節で行うべき伸展動作を腰椎が代わりに行うため、局所にストレスが集中します。
“お尻が使えない身体”は、見た目には分かりにくいですが、力の分散ができていない状態です。このアンバランスが続くと、ある瞬間に腰部筋群が耐えきれなくなり、急性腰痛へ移行します。ギックリ腰予備軍とは、まさに臀筋が眠ったままの身体を指すのです。
長時間座りっぱなしの人立ち上がり動作の危険性
長時間座った後の立ち上がり動作は、ギックリ腰が最も発生しやすい瞬間の一つです。座位中は血流が低下し、筋温も下がります。さらに腸腰筋は短縮し、臀筋は不活性化している状態です。いわば、冷え・血流低下・筋短縮の三拍子が揃っています。
その状態で急に体重を持ち上げ、体幹を伸展させると、腰部筋群に瞬間的な高負荷がかかります。特に立ち上がりと同時に身体をひねる、荷物を持つ、前屈するなどの複合動作が加わると損傷リスクは跳ね上がります。
冬場はさらに筋温が低いため、組織の伸張性が低下しています。準備運動なしで急に動くことが、損傷の引き金になります。ギックリ腰は“重い物を持ったから”ではなく、“準備の整っていない身体で動いたから”起こることを理解しておく必要があります。
ギックリ腰になりやすい人3選 | マッサージ・腰痛予防の視点まとめ
ギックリ腰になりやすい人は、
・デスクワーク中心
・運動不足
・長時間座りっぱなし
このいずれか、もしくは複数に当てはまります。
重要なのは「なってから」ではなく「なる前」です。
ギックリ腰を一発で治す方法は存在しません。
だからこそ、慢性腰痛の段階で整えることが最重要です。
慢性的な腰の硬さを感じる方は
→ りおん式もみほぐしで血流と緊張をリセット
骨盤バランスから再発予防まで整えたい方、根本改善したい方は
→ りおん式整体改善コースで構造からアプローチ
ギックリ腰は突然ではありません。
身体は必ずサインを出しています。
そのサインを無視しないことが、最大の予防です。
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