「最近、呼吸が浅い」「胸がうまく開かない」「姿勢がすぐ崩れる」。
こうした悩みは、ただのクセではなく 筋肉のコリによって胸まわりが固まり、正しく呼吸できない状態 が続いているサインです。呼吸は生命維持の根幹であり、呼吸が浅くなると自律神経は乱れやすく、疲れやすさ・集中力低下・肩こり悪化など、全身へ影響が広がります。
実は、浅い呼吸の根本原因には 姿勢の乱れと筋肉の硬さ が深く関わっています。胸が開かず猫背になると、肺を広げるスペースがなくなり、自然と呼吸は浅くなります。そして浅い呼吸が続くことで身体はさらに緊張し、肩や胸のコリが悪化するという悪循環に陥ります。
そこで有効なのが マッサージで筋肉をゆるめ、姿勢を整え、胸を開ける状態を取り戻すこと。
深い呼吸ができる身体は、自律神経が整い、疲れにくくなり、不調の予防にもつながります。
本コラムでは、浅い呼吸がもたらす影響、姿勢とコリの関係、そしてマッサージがその悪循環をどう断ち切るのかを詳しく解説します。
浅い呼吸は姿勢が原因?マッサージ+運動療法で改善する?浅い呼吸が引き起こす“心と身体の不調”
浅い呼吸が引き起こす“心と身体の不調”酸素不足が疲れやすさ・だるさにつながる

浅い呼吸が続くと、私たちの身体は慢性的な“酸素不足”の状態になります。呼吸が浅いということは、肺にしっかり空気が入り切らず、本来必要な量の酸素が取り込めていないということ。酸素は筋肉を動かし、脳を働かせ、内臓が正常に働くために欠かせない燃料です。つまり、浅い呼吸は身体のガソリンが少ないまま走り続けているような状態で、必要以上に疲れやすく、集中力が落ち、だるさが残りやすくなります。
さらに、浅い呼吸が続くと筋肉が酸欠状態になり、血流も停滞してコリが生まれます。肩や首まわりが固まると、胸がさらに開きにくくなり、呼吸がもっと浅くなる……という悪循環に。特にデスクワークの方やスマホ時間が長い方は、この負のループに入りやすい傾向があります。
マッサージで胸まわりや肋骨周辺の筋肉が緩むと、酸素が一気に入りやすくなり、身体の“だる重さ”が抜けていくのを実感しやすくなります。深い呼吸が回復すると、全身の巡りが整い、疲労感の回復スピードも大きく変わってきます。
浅い呼吸が引き起こす“心と身体の不調”自律神経の乱れで心身のバランスが崩れる
呼吸は自律神経と深くつながっています。浅い呼吸が続くということは、身体が常に「緊張モード(交感神経優位)」に偏っている状態です。本来、休息時には副交感神経が働き、心拍数が落ち着き、リラックスできるのですが、呼吸が浅いとこの切り替えがうまくいかず、眠りが浅くなったり、イライラしやすくなったりと、心身のバランスが崩れやすくなります。
胸や肩まわりの筋肉がガチガチの人は、胸郭(胸のカゴ)が広がらず、深い呼吸ができないため、自律神経の不調が余計に強く出やすい傾向があります。特に小胸筋や肋間筋が硬いと“息が吸えない感覚”が出て、無意識に呼吸が浅くなり、自律神経が乱れてしまうのです。
マッサージで肩・胸まわりを緩めると胸郭が広がり、副交感神経が優位になりやすく、呼吸が深く整っていきます。深い呼吸は心を落ち着かせ、睡眠の質を高め、メンタルの安定にも大きく貢献します。ストレスが抜けにくい方ほど、呼吸と筋肉の関係を整えることが非常に重要になります。
浅い呼吸が引き起こす“心と身体の不調”浅い呼吸は肩こり・頭痛・不調の“入口”になる
浅い呼吸は、単なるクセではなく、多くの不調を引き込む“入口”のような存在です。胸が開かず呼吸が浅い状態が続くと、肩が前に巻き込み、首が前に出て、猫背姿勢が定着します。この姿勢は肩・首の筋肉に負担を与え続け、慢性的な肩こりにつながります。そして肩まわりの筋肉が酸欠になり、血流が悪くなると、緊張型頭痛や目の疲れ、さらには倦怠感まで広がっていくことも珍しくありません。
「正しい姿勢をしよう」と意識しても、筋肉が固まっている状態では胸が開かず、深い呼吸ができないため、姿勢をキープすることができません。つまり、浅い呼吸 → 姿勢が悪い → さらに呼吸が浅くなる……という悪循環から抜け出すには、“筋肉をほぐすこと”が最初の一歩になります。
マッサージで胸・肩・背中まわりを緩めると、姿勢が自然と整いやすくなり、胸も開くため呼吸が深く入りやすくなります。呼吸が深くなると、酸素が全身に行き渡り、不調の入口が閉じられていきます。浅い呼吸が続いている方こそ、早めにケアを取り入れることが大切です。
浅い呼吸は姿勢が原因?マッサージ+運動療法で改善する?浅い呼吸を招く3つの原因
浅い呼吸を招く3つの原因猫背が続くと胸が開かず、呼吸が浅くなる

猫背の姿勢は、見た目以上に呼吸の質に大きな影響を与えます。背中が丸まり、肩が前に入ると、肋骨の動きが制限され、胸郭が広がりにくくなります。本来、胸が自然に開くことでしっかり空気を取り込めるのですが、猫背の状態では胸のスペースが狭くなり、吸い込める空気の量が減ってしまいます。その結果、呼吸は浅くなり、酸素が不足しやすく、疲れやすさや集中力の低下にもつながります。また、姿勢が悪い状態が続くことで横隔膜も十分に働けず、呼吸がさらに弱くなるという悪循環が起こります。こうした状態を改善するには、胸周りや肩周りの緊張をゆるめ、正しい姿勢を取り戻すことが重要。マッサージで胸の動きを邪魔している筋肉をほぐすことで、呼吸のしやすい姿勢をとりやすくなり、自然と深呼吸ができる土台が整います。
浅い呼吸を招く3つの原因肩・首・胸まわりのコリが呼吸の邪魔をしている
浅い呼吸の背景には「筋肉のコリ」が深く関係しています。特に肩・首・胸まわりの筋肉が硬くなると、肋骨の動きが制限され、呼吸のリズムが乱れやすくなります。胸の前にある大胸筋が縮こまると胸郭を押さえ込み、肩が前に入ることで空気の通り道が狭くなり、深呼吸をしたくても胸が開かない状態に。また、肩や首のコリが強いと、呼吸補助筋がガチガチに緊張してしまい、本来リラックスして呼吸したい場面でも無意識に力が入ってしまいます。特にデスクワークやスマホ姿勢が習慣化している人は、この“呼吸を妨げるコリ”が蓄積しやすい傾向があります。マッサージで胸・肩・首をゆるめると、胸郭が自然に広がり深い呼吸が入りやすくなるだけでなく、自律神経も整い、リラックス感が得られやすくなります。
浅い呼吸を招く3つの原因ストレスにより呼吸が浅くなる“悪循環”
ストレスが強くなると、人は無意識に呼吸が浅く早くなります。これは身体が緊張モード(交感神経優位)になり、戦闘体勢のような状態になるためです。浅い呼吸が続くと酸素不足になり、脳が疲れやすく、さらにストレスを強く感じやすくなってしまいます。また、ストレスによる緊張は胸・肩・首まわりの筋肉を硬くするため、深い呼吸をしようとしても胸がうまく開かず、“息が入らない感覚”を招きます。この状態が続くことで、姿勢も徐々に前かがみになりやすく、猫背がクセになることも少なくありません。つまりストレスと姿勢不良は互いに悪影響を与え合い、呼吸を浅くしてしまうのです。マッサージで筋肉をゆるめると、自律神経が整い、身体の緊張がほぐれるため、自然と呼吸が深く落ち着きやすくなります。さらに運動療法を組み合わせることで、ストレスが溜まりにくい身体づくりをサポートできます。
浅い呼吸は姿勢が原因?マッサージ+運動療法で改善する?深い呼吸を取り戻すためのマッサージ+運動療法
深い呼吸を取り戻すためのマッサージ+運動療法胸郭が広がる「胸・肩まわり」のマッサージ

深い呼吸を取り戻すための第一歩は、胸郭(胸まわり)がしっかり広がる状態をつくることです。胸郭の動きを邪魔しているのは、大胸筋・小胸筋・前鋸筋・僧帽筋上部などの筋肉の緊張。これらが硬く縮んでいると肋骨が持ち上がりにくくなり、息を深く吸おうとしても胸が開かず、浅い呼吸のまま固定化してしまいます。そこで効果的なのが、胸や肩まわりを重点的にほぐすマッサージ。胸の前側を丁寧にゆるめ、肩が内側に引っ張られている状態を解消すると、身体が自然と“正しい胸の位置”に戻り、呼吸のしやすさが一気に変わります。また、肩甲骨まわりの動きを良くすることで、肋骨を動かす筋肉がスムーズに働き、呼吸補助筋の負担も軽減。施術後には「息が入りやすくなった」「胸が軽い」と実感しやすいポイントで、マッサージならではの即効性を感じられる領域です。深呼吸ができる土台づくりとして、最も重要なケアと言えます。
深い呼吸を取り戻すためのマッサージ+運動療法横隔膜を働かせるための運動療法(呼吸トレーニング)
浅い呼吸を改善するには、マッサージで筋肉をゆるめるだけでなく、横隔膜をしっかり動かせる体づくりも欠かせません。横隔膜が働いていないと、肩で呼吸する「胸式呼吸」がクセになり、浅く早い呼吸が続いてしまいます。そこで取り入れたいのが、呼吸に関する運動療法。仰向けでお腹に手を置き、息を吸う時にお腹がふくらむ「腹式呼吸」の練習をすると、横隔膜が上下にしっかり動き、深い呼吸の感覚を思い出せます。さらに、肋骨まわりを動かす“胸郭エクササイズ”と組み合わせると、胸からお腹までスムーズに空気が流れ込むようになり、酸素の取り込み量もアップ。横隔膜を動かす呼吸は、自律神経を整える効果も高く、不安感や身体の緊張がやわらぎやすくなります。マッサージ後にこの呼吸トレーニングを行うと相乗効果が大きく、ゆるんだ筋肉が正しい動きを記憶しやすいため、深い呼吸が“続く体”に変わっていきます。
深い呼吸を取り戻すためのマッサージ+運動療法姿勢を安定させるためのストレッチ・軽い筋トレ
深い呼吸を長く維持するには、良い姿勢を保てる身体づくりが不可欠です。せっかくマッサージで胸が開いても、背中の筋力が不足していると元の猫背に戻り、再び浅い呼吸に逆戻りしてしまいます。そこで役立つのが、姿勢を支えるためのストレッチと軽い筋トレ。特に背中の「僧帽筋下部」「菱形筋」など、肩甲骨を引き寄せて胸を開く働きをする筋肉を鍛えると、自然と胸が張れ、呼吸が深く入りやすくなります。また、胸の前側のストレッチを行うことで、丸まった肩が広がりやすくなり、猫背予防にも効果的。ストレッチと筋トレを組み合わせることで、胸郭が柔軟に動き、“息を吸うスペース”が常に確保された身体に変わっていきます。マッサージでゆるめ、運動で支える。このセットを続けることで、深い呼吸を自然に保てる姿勢が安定し、疲れにくく、気分も落ち着きやすい身体づくりにつながります。
浅い呼吸は姿勢とコリが原因?マッサージ+運動療法で改善!まとめ
浅い呼吸は「姿勢の崩れ」と「筋肉のコリ」が深く関係しています。猫背のように胸が閉じた姿勢が続くと、胸郭が広がらず、空気を十分に取り込めない状態に。さらに肩・首・胸まわりのコリが強いと肋骨の動きが妨げられ、呼吸が浅く固定化されてしまいます。ストレスによって身体が緊張モードになると、呼吸が浅く早くなり、余計に筋肉が硬くなるという悪循環も生まれます。つまり、浅い呼吸は「姿勢・筋肉・自律神経」が三つ巴で影響し合う現象です。
この流れを断ち切るには、まずマッサージで胸や肩まわりをゆるめ、深い呼吸が入りやすい体に整えることが重要です。そこに腹式呼吸や胸郭エクササイズ、姿勢を支える軽い筋トレを組み合わせることで、深い呼吸を“維持できる体”へ変わっていきます。呼吸が深くなると、疲労感が減り、気持ちが落ち着きやすく、姿勢も自然に整っていきます。
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この記事を書いた人
新栄町駅のマッサージ整体・ほぐし処りおんオーナー兼セラピスト整体師 りおん

新栄町駅のマッサージ整体・ほぐし処りおんメッセージりおん
当マッサージ整体では「極上の空間で最高のマッサージ」をモットーにしております。
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リラクゼーションを感じるには1つでも欠けてはいけません。
マッサージが最高であるのは当然ですが、やはり、お客様に喜んでいただけた瞬間が本当に嬉しいです。
リラクゼーション、整体、マッサージの知識や技術磨きを日々精進しております。
そしてこの新栄町周辺の地域に少しでも貢献していけたらと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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